孤独のお片付け

夫の祖母の家の片付けを楽しんでいる様子をつづる日記

【1人空き家片付け5日目】昔の人はすごいって話

空き家の片付け5日目。
いつものようにお邪魔してまずは仏壇にご挨拶。
不審者ではないですよーという気持ちを込めて。

いつものように、マスク2枚、メガネ、手袋を装着。VoicyをON。
衣装部屋へ向かう。


目に飛び込んできた惨状にうなだれる。
なんか・・・片付け始める前の状態よりもひどくないか?
片付けの進め方がおかしいのか
片付けの過程というものはこんなものなのか。


まぁ、どちらにしてもそのうち効率的なやり方を見つけ出せるだろう。


今日も心を無にし、果物を収穫するがごとく物をゴミ袋に集めていく。



おっと、何だかお宝が入っていそうな箱だ・・・
期待に膨らむ胸と生唾が流れ出るのを抑えて、いざ!蓋オープン


布の端切れ
大量の裁縫道具
領収書
写真とか


中身はもちろんお宝ではないのである。


この作業の中でよくあることだ。
空き家掃除を通して、物たちとともに
自分の欲にまみれた性格も綺麗になることを切に願う。



しかし、こんなにも大量の端切れや裁縫道具、
布の裁ち方が書かれた手帳なんかを見ると
昔の人は自分の手で作っていたことがわかる。


何でも完成したものを手に入れられる時代に生まれ、
ボタンすら付け替えられるか怪しい自分にとっては
自分の手で衣服を仕立てるなぞ神の領域。


「すごいよなぁ」誰かと共感し合いたい。


ちなみに私は、
衣食住を自らの手で生み出せるスキルが最強だと思っている。
どんな時代や環境の中でも生きていけるだろうから。



今日も劇的な速さでゴミ袋が山積みになった。