孤独のお片付け

夫の祖母の家の片付けを楽しんでいる様子をつづる日記

【1人空き家片付け2日目】店でしか見たことのないアレが個人の家に

退職して5日目。最終出勤を終えてからは2週間経過。
無職の間に、空き家で放置状態になっている夫の祖母の家の片付けを進めることにした。
働いていない負い目もあるからな。

今日が2日目。
お邪魔してまずは仏壇にご挨拶。
不審者ではないですよーという気持ちも込めて。
仏壇に飾ってある老梅が枯れている。
明日新しい花を持ってこよう。


さぁ、昨日の続きだ。
マスク2枚、メガネ、軍手を装着。VoicyをON。
目の前に広がる膨大な物たちに挑む。

今戦っている部屋は仏間の隣にある6畳くらいの一室。

雑誌、チラシ、郵便物、本、
絵画、画材、剣山、花瓶
器、コップ、皿、鍋
贈り物のタオルやら毛布やら

ひたすら無心でゴミ袋に突っ込んでいく。

写真や日記のようなものは一応別箱に。一応身内に確認してもらわないとね。


あれ、これって・・・
サイフォンコーヒー!?うわぁ、個人の自宅にあるの初めて見た。
そしてこのゴツい金属製の器具は・・・
ハンドプレスするジューサーだ。これも初めて見た。
実家から大量に届いたデコポンを搾ってみよう。

今は何でも電動式だから、一昔前の珍しいものを見ると胸が高まる。
今の私はきっと、新しいおもちゃを与えられた子どものような目をしているだろうな。


ゴミ袋がいっぱいになるのがとにかく早い。
6畳もない部屋によくこれだけのものが入るなぁ。

「戦後の物が無い時代を経験しているから、捨てられなかったんやろなー」

という夫の言葉の通り。本当に目で見てわかる。
空き瓶までも丁寧に保管されているのだ。

私の立場だからこそ、迷わずに次々に手放せる。

約2時間の作業。
昨日よりずいぶんと足場が広くなった!というか廃棄の山が無くなればこの部屋は終わりだ!
うん、何だか心が軽くなって良い。
私の家ではないが、ものが減ると解放された気分で気持ちが良い。


ちなみに。
散々片付け作業しておきながら、
帰宅後には自分の家でも不要なものがないか探していた。